ナレッジマネジメント
手話班は手話の研究およびアラビア語とヨルダン語の手話に係る教材の開発に注力しています。手話、アラブのろう者文化、ろう者のための通訳を教えるための教課およびコースが設けられています。
HLIDおよび他のセンターで働く教師およびボランティア、大学生、聴覚障害をもつ児童の親と親族等を含め、年間に100人以上の受講者が手話を学んでいます。手話班は、大学に進学するろう者の通訳を務める人たちの通訳訓練も行っています。ろう者の進学ニーズの増加に伴い、ヨルダン政府がこの分野の発展を支援し促すための委員会を発足し、HLIDの手話班はこの委員会においても重要な役割を果たしています。
手話班は、数年前から手話辞書の作成に携わり、現在はヨルダン語手話辞書の第三版に取り組んでいます。その他にも、イエメン語の手話辞書第1と第2版の製作のサポート、言語学の研究および「ヨルダン語手話文法入門」(アラビア語版と英語版)という書籍の出版等を行いました。
アラビア語とアラビア語手話の「絵本聖書」
手話班は、オランダ画家キース・デ・コルトが描いた「絵本聖書」をアラビア語およびアラビア語手話に翻訳し、この20冊の作品の中に聖書の物語(キリスト教、イスラム教、ユダヤ教)と絵が描かれています。オランダ聖書協会が協賛しているこの本はヨルダンで入手することができます。
ヨルダン語手話文法入門
ベルナデット・ヘンドリックス氏が手話班とともに著作した「ヨルダン語手話文法入門」という本はヨルダン国内で入手することができます。