盲ろう班
中東地域で最もケアが行き届かない状況に置かれた盲ろう者(三重苦)に対し、リハビリ、ケア施設を実施しています。
これらの児童に関する情報は少なく、多くの児童が家族からも、周囲からも適切なケアを受けることができず、外界との関係性を築けず、大変困難な立場に置かれています。
HLIDでは、これらの児童の受け入れに強い必要性を感じ、児童とその家族を支援するためのチームを発足しました。2001年には2人の児童をケアすることからスタートし、現在は4歳から17歳の盲ろう者(三重苦)9人のケアを24時間体制で行っています。日常生活を送るうえで必要なスキル、ならびにコミュニケーションをとるための触手話と点字の訓練により、自らの判断と独立を促すための指導をしている。独自で開発した教材は他の国と地域での指導でも用いられています。